M1261●江戸和本●女鏡秘伝書 古版往来物 仮名草子 女性書札礼 礼法

女鏡秘伝書 女訓 往来物 女性書札礼 ○3巻3冊揃い。江戸前期刊。山本長兵衛板。 【参考】をむなかゝ見【作者】野田弥兵衛作か。【年代】慶安三年（一六五〇）刊。［京都］野田弥兵衛（橘屋弥兵衛・合哺堂・庸春）板。【分類】女子用（仮名草子）。【概要】異称『女鏡秘伝書』『〈新板〉女鏡（女かゝ見）』『〈絵入〉女かゝ見』『〈当用躾方〉女鏡秘伝書改成』。大本三巻三冊。他に絵入りの三巻六冊本もある。江戸前期の代表的な女訓書で、江戸中期まで何度も板行された。序文によれば、本書は「夫婦の間」をよりよく保つために編んだもので、朝晩見る鏡のように本書を座右の書にせよと諭す。上巻「一、五しやう三じうの事」以下三四項は女性の教養や衣裳・化粧等の心得、中巻「一、ふみの書やう上中下の事」以下三五項は書札礼と婚礼全般、下巻「一、おとこ・をんなわかうせぬときの事」以下五一項は産前・産後の心得、通過儀礼、食礼、養生について述べる。ほとんど仮名書きの本文をやや小字・一一行・所々付訓で記す。本書は、女性に必要な教養全般を具体的に詳述した近世最初の文献であり、特に近世最初の女性書札礼としても重要。 ○原装・題簽欠（上巻一部存）、状態並み・疲れ本。

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